ソニックな日常

漫画書きのゲーマーによる日常

母親の”おじさん構文”LINE

 私の母親はlineのテンションがおかしい。

 

 

 これではおばさん構文ならぬ、おじさん構文である。

 なんなら、たまに絵文字がよく分からないところに入り込んでいて文章が読み取れないときもある。そのためこの文章はこれでもましなほうである。さらによく分からない「~ねぇ」構文。おばさん構文でもこういうのがあるらしいから、母親はおじさん構文とおばさん構文のハイブリッド型ということになる(なお女性特有のキラキラや泣いている絵文字は使わない)。あとなぜか、lineになると「だわぁ」など古風な女性的語尾になりがちなのもよく分からない。普段はそんなことないのに…...

 なぜか?一応両親はバブル世代なのだが、ガラケーでメールをこんな文体で送りあっていたと推察する。私が生まれる前の文化だ。

 

 なお父親は、自動生成botのようなカタコトの文章でlineを送ってくる。

 特に父親は文章を書くのがうまいからか、ヤフコメではなかなか流暢な日本語を披露しているのに、lineではその片鱗もない。

 面倒なのか、単にしゃべり言葉をlineに落とすとこうなるのか......

 まあ、それでもおじさん構文よりはずっとましである。

 

 母親はリアルでもこのlineと変わらないテンションなので、文体こそ違和感あれど、大体元気なんだなと思う。

 

 さて、私はいわゆるZ世代だが、おそらくいつかはおばさん構文?というより、オタク構文だっせえといわれる日が来るのだろう。(ぶっちゃけ今でもそう思われてそうだが)

 

 ブログではあえて普通の文体で書くことを心掛けているが、もしかしたら、無意識にSNS構文を使っている可能性がある。将来自分も子供にだっせえと言われないようにしたいところである。

 

 ただ、正直ガラケーのメール文化も少し体験してみたかった気持ちもないわけでもない。

 今風のそっけない文章は無駄がなく、読みやすくていいが、ガラケーのおばさん、おじさん構文はなんというか、バブルから平成初期特有の勢いがあって羨ましいと思わなくもないからだ。

 決してあの長文を打ちたいとは思わないが、送られてきて読みにくいということ以外は悪い気はしない。なぜならこっちを気遣うための絵文字パレードなのだろうから。

 

 バブル世代の両親とZ世代の私と妹。まだまだいろいろとお互いさまに魅力的な相違する文化が見つけられそうで楽しみだ。

 

 

また漫画を描き始めた話~モブサイコ100の霊幻新隆記憶喪失ネタなど~

 ここ最近、私はうつ病の治療をしながら就活をしていました。

 故郷である福島の県職員の一次試験を突破し、あとは面接だけ。正直ここで落ちたら私は社会復帰できない気がしています。んん~、結果は神のみぞ知る。

 

 さて、そんな人生の岐路に立った今、私は何をしているかというと、急に漫画の新作を二本考えつきました。

 

 何をしてるん?就活中に?

まあまあ、聞いてください。これには訳があるんです。

 

 私は就活中、いろんな企業を受けて落ちてきました。もちろん新卒切符がないから、これに尽きるのですが、原因は複合的なものなので一概にこれとは言えません。

 そんな中、私は逃げるようにゲームやってました。スプラ3なんてやりすぎて、いつの間にか1750時間以上プレイと書いてありました。ほかにも7 days to Dieやら、ルイージマンション2やら、とにかく片っ端から気になるゲームを買ってはプレイしていました。

 

 そしたら、過剰なインプットからとうとう漫画を思いつくに至りました。しかも、前の漫画シリーズとは一線を画すものです。

 

 そもそも私の完全オリジナル漫画は面白くないです。

身も蓋もありませんが、これは事実です。実際、自分でも全然キャラクターに愛情湧かないし、そういう作家ではないことが前作を作っていく上で分かってしまったので。ごめんね、玲夢。お前への愛なんてなかったんだ。

 

 なので、私はいっそのこと原作ありで書いていこうと思いました。

 

 そもそもですが、ほとんどの作家は原作がある上で書いているはずなので、私もそれに倣わないのは少しどうかと考え直しました。前の夢狩玲夢は、キャラ主導で書きましたが、あまりうまくいきませんでした。つまり私はキャラづくりは下手なので、ストーリーで勝負しようという魂胆です。

 

 では何を題材にするかというと、それは私が好きな昔話や都市伝説です。

 昔の人の話はシンプルだけど、深くて面白い。俄然やる気が湧いてきました。

 ただ私はこれをギャグマンガにします。

 

 なぜなら、私はギャグに定評があるからです。

 

 それも結構ぶっ飛んだ内容にします。

 

 鎌倉時代の話なのに、なぜかアマゾン配達員がやってくるとか、そんな感じの。

 

 今回は手始めに、私の地元福島県二本松市の伝承、鬼婆伝説についてのギャグマンガを描くことにしました。

 

 内容は、鬼婆が訪問販売に勧められて、出刃包丁ではなくチェンソーを持ち、白い不気味な仮面を被り、13日の金曜日でおなじみのジェイソンパワーを得るという話です。

 

 どうです?これだけで、前の漫画よりよっぽど面白そうだと思いませんか?私はそう思います。

 

 モチベーションも前よりもかなり高いし、これならいけると勝手に思っています。

 

 つまりこれで分かったのは、私はキャラを作りたいのではなくて、ストーリーを作りたいということです。自分の作家性に合わせたテーマ選びは大事ですね。

 

 もう一本は、二次創作のモブサイコ100の漫画です。


 今までは、SNSのいいね稼ぎでエロとか書いてましたが、今回からは本当に自分が書きたかったものを書こうと思いました。

 

 それはなんだろうと考えたとき、やはり、モブと霊幻の関係性だと思いました。

 そもそも私は腐女子でもなんでもないので、いいね稼ぎでモブ霊とかエロ書くのはまあ、辛かったです。そこまでして、いったい何が得られるんだという話ではあるのですが、当時の私はうつ病からのSNS中毒だったので。

 

 私は原作+アルファの話が大好物なのでそれを書こうと思ったのですが、そういう話って意外と書いている人が少ないんですよね。ある意味私にしか書けないというのは希少性があってテンション上がります。

 

 今回のテーマは霊幻新隆が記憶喪失になってしまい、モブやエクボなどの身の回りのことや、自分の生業を忘れてしまうという話です。

 これは単に銀魂の記憶喪失回が面白かったから私も書いてみよう。それだけの話です。あと、少なくともpixivにはモブサイコの記憶喪失ネタがなかったからです。

 

 きっと今迄みたいにエロや恋愛要素があるわけではないので、いいねこそのびないでしょうが、作品の価値って結局のところ、自分が納得いく作品をつくれるかどうかにあると思うので、私も一歩外の世界に踏み出してみようと思ったことは素直に褒めたいと思います。

 2作品とも出来上がったらここにもアップしたいと思うので、気長に待っていただけたら嬉しいです。

 

 ↓私のpixivページです(旧Twitterは閉鎖しました)

#霊幻新隆 霊幻新隆イラスト集1 - 夢藤なんのすけのイラスト - pixiv

 

↓この度好評だったモブおじ霊の1作目を冊子で出版しました。もしほしい方いたらこちらから。

#モブおじ霊 【2/6新刊】モブおじ霊 運命のパラドックス 書籍化お知らせ - 夢藤なんのすけのマンガ #漫画 #モブサイコ100 #シリアス - pixiv

~ソニック、モブサイコ100、龍が如く…~自分を形作ってきたもの

 こんにちは。明日からまた大寒波ですって。嫌ですね。

 寒波が来ると大体持病のうつが悪化するのでホントメンタル的にも、体的にもつらいです。

 

 そんな話はさておき、今日は今年で25歳になる私が一体何に影響を受け、何で形成されてきたのかという話をしたいと思います。

 

 そもそもの話、私は小さいころからゲームっ子でした。

 

 小学生のころ、周りの友達がDSとかを持ってるのを見て、私はずっといいな~と指をくわえて見ていました。当時はマリカーDSとかニュースーパーマリオブラザーズが流行っていましたからね。

 まあ、あまりにもそれらをやってみたくて、友達の家に遊びに行くと友達そっちのけでWiiやったり、PS2ウルトラマンの格ゲーやったり、DSで永遠とぷよぷよやったりと今思うと最悪な友達だったのですが、それでもある意味コミュ障な自分を友達はあたたかく受け入れてくれました。

 

 結局父親に駄々こねて、私もゲームなにかやりたいと小2のとき買ってもらったのが、「ソニックアドベンチャーDX」で、これが私の人生の転機になりました。

 

 本当はDSとか買ってもらって、マリオを遊びたかった私なのですが、父親のハイスペックPCでならゲーム遊んでいいということになって買ったのがこのソニックのゲームでした。

 

 しかし、当時マリオとかしかやったことのなかった私が、人生で一番ともいえる衝撃に出会ったのは、このソニックのゲームだったのです。そしてのちにいばらのオタク道を進むことになったきっかけになったのも、このソニックのおかげなのでした。

 

 ソニックのフォルムのかっこよさ、性格、そして爽快なゲーム性…...もう何もかもが私の感性にダイレクトアタックしてきて、ずっと鳥肌立ちながらプレイしていたのを覚えています。

 

 いちいちソニックがかっこよすぎて、私はもうゲームを進める手が止まりませんでした。

 

 私はいわゆるZ世代とよばれる、まあいわばソニック全盛の時期からは遠く離れた世代だったわけですが、それでも彼は平成中期のある一人の少女の心をがっちりと掴んで離さないのでした。

 

 FFとかドラクエに衝撃を受けて…という人はたまに見かけますが、ソニックに衝撃を受けて…って人はなかなか見かけないのでそこがまたちょっと自分の変わったところです。

 

 まあ、のちにコミケで同じくソニックに衝撃を受けたお兄さんに出会うことになるのですが...

 

 さあ、アンパンマン、(プリキュアではなく)ウルトラマンとはまってきた自分が、人生を変えられてしまうほどソニックにハマり、いつしか二次創作というものをやるようになりました。

 

 そう、これが今の私の漫画やイラストを描くようになった原点なんです。

 

 最初の二次創作漫画は「大長編!ソニックザヘッジホッグ」とかいう名前だった気がします。

 

 その名の通り、最初から飛ばしまくってたのか、総ページ数100ページ超えだった気がします。当時はコロコロコミックにハマってよく読んでたので、その影響ももろに受けていました。

 

 ソニックなんだけどギャグ漫画という、ソニックたちのかっこよさとギャグの融合という我ながらよくこんな異色な組み合わせにしたな~という感想でしたが、妹的には面白いとのことだったので、このころから意外とギャグの才能はあったのかもしれません。

 

 あとこのころから、無意識に模写もやっていたので、メキメキ画力はついていき、いつしか見返したときに、小学生とは思えないほどの画力に到達していました(笑)

 

 まあ、その画力もソニック限定でしたが、それでもソニックに現在まで16年ハマり続け、その間にどんどんソニックを描くのが上手くなっていきました。

 

 この16年の間、外伝のシリーズいくつかを除けばすべてのシリーズをプレイしている私は重度のソニック病を患っているのでした。

 

 ソニックを漫画に書くとき、とにかく考えていることは、かっこいいけどちょっと不完全なヒーローとして描くってことでしょうか?

 

 時々仲間を置いてソニック一人で突っ走って、オリキャラのラスボスに立ち向かっていくシーンを書いたりするのですが、そういうところがちょっと背負ってる感あって仲間を頼れない不完全ヒーロー感があってかっこいいというんでしょうか。私的にはとても萌える展開です。そのあと、ソニックがボロボロになって負けそうになり、もうだめかとあきらめかけた時に、仲間のテイルスやナックルズなどが駆け付け、ハイパー化してラスボスに立ち向かうという熱い展開...この展開は好きでよく書いている気がしますね。

 

 ほかにも一時期シャドウにドはまりしていたので、シャドウが主役の漫画を途中まででしたが書いてみたりして、まあ知らず知らずのうちにオタクライフを楽しむようになっていった私なのでした。

 

 そのまま高校へと進学し、自称進学校に通うようになった私は、ソシャゲのシャドウバースを楽しむようになりました。男友達と一緒にまあまあやりこんでAAクラスまで上り詰めたので、結構はまってたんだと思います。

 

 その自称進学校は、朝は8時から夜は8時30分まで、そして家に帰っても課題2時間分とかなりハードなスケジュールだったので、すっかりゲームや大好きな映画鑑賞といった趣味からは遠ざかっていきました。

 

 だから、手ごろなソシャゲにハマったんだと思いますが、いつしかそれも飽きて、地獄の受験期大詰めに入りました。もうこの頃のことはほとんど覚えてません。

 

 しかし、ここで一つだけ人生の転機その二がやってきます。

 

 出会いは、受験期の本当に一番盛り上がりのころ。メンタルが限界に近かった頃でした。救いのようにたまたま手に取った妹の持ってた漫画、「モブサイコ100」に私はものすごい感銘を受けました。

 

 この時はもう疲れすぎていたのか、漫画の特に霊幻新隆の言葉ひとつひとつが私に刺さり、なんだか一気に世界が広く見えてくるような気がしました。

 

 読み終わって気が付いたら、声を上げながら泣いていました。

 

 なんだろう、もうこの頃のことはモブサイコ100の記憶しかないです(笑)それくらいはまっていました。

 

 特に霊幻新隆には本当にハマり、今でも二次創作するくらいにはハマっています。

もちろんお話も好きですが、主に私はキャラクターの外観や性格にハマる傾向があるようなので、はい。

 

 このころから成績もまた上がりはじめ、時々モブサイコ100の落書きをこの時始めたTwitterにあげたりして、受験期の中息抜きをしながら、最後の2次試験まで向かったのを覚えています。

 

 結局なんやかんやあって東京理科大学に合格し、福島のいなかっぺから東京に上京することになりました。

 

 上京した後、私は漫研に所属すると同時に同人誌に出会います。

 

 同人誌とは、こんなに自分の世界を自由に書いて、そしてみんなに見せていいのかとまた衝撃を受けました。

 

 自分はお金がなかったため、漫研で出版する以外の本は、pixivやTwitterでのみの連載 

ということで同人誌を書いていました。

 

 そして、ずっとハマり続けていたモブサイコ100の主に霊幻新隆とモブおじさんが繰り広げる話を書くことに夢中になり、リモートワークだった大学の授業そっちのけで、一か月間話を練り続けました。

 

 そして5年前、20のころ出来上がったのが同人誌処女作、モブおじ霊「運命のパラドックス」でした。

 

 まあ、ぶっちゃけエロ要素はおまけみたいなもので、本体は霊幻をいじめたい、その一心で書いた漫画でしたが、これがpixivでスマッシュヒット、見事ランキング入りしました。

 

 コメントも肯定的なものばかりで、考察勢が現れるほどでした。

 

 書いてる本人はそこまで考えていなかったのですが、コメントを読むと新しい発見ができて面白いですよね。うん。

 

 そして、書くのを忘れていましたが、自分は父親の影響か、大の映画好きでもあるので、大学在学中はひたすら映画を見ていました。中でも羊たちの沈黙は影響をバリバリ受けすぎて、「運命のパラドックス」にも要素がたくさん入っていました。(笑)

 

 ぶっちゃけ大学サボって映画見たり、同人誌書いたりするのに耽りすぎて、GPAはえぐいことになってしまいましたが、特に後悔はしていません。

 

 大学生活なんてそんなもんでしょう。

 

 大学生活も終盤に差し掛かろうとした時、私はどうしてもFF7リメイクとゴーストオブツシマがやってみたくなり、久しぶりにゲーム機(PS5)を買いに秋葉原中を歩き回りました。

 

 そして21歳の時、品薄の中とうとうPS5を足を壊しながら手に入れました。同時にFF7とゴーストオブツシマも手に入れました。

 

 その後はゲーム熱が再燃し、ゴーストオブツシマとFF7の映像美やゲーム性の進化に惹かれ(自分が最後にゲームをプレイしたのはスイッチのスプラ2が最後)4年の歳月を感じていました。

 

 その後はサブスクに入り、いろいろなゲームを片っ端からやりました。

 中でもハマったのは、龍が如くシリーズでした。

 

 龍が如くの特に桐生一馬に惹かれ、彼の生き様を追ってるうちに、あっという間に全ゲームシリーズをプレイし終わっていました。

 

 こんなに面白いゲームに出会ったのは、本当に久しぶりでした。

 

 桐生一馬の不完全なヒーロー像、人間らしさ、男らしさに惹かれ、今でもシリーズにずっと出続けてほしいそう願っています(笑)

 

 ところで、真島吾郎という人間は私によく似ています。

 

 真人間で器用なんだけど、どこか窮屈な感じがある、から引かれるくらいはっちゃけて生きている、そんな感じがとても似ています(笑)あと、自分がそこまで好きじゃないところなんかも...

 

 逆に桐生一馬は馬鹿正直に筋が通ってる生き方しかできない不器用な男。でもそれが彼の魅力であり、私も桐生ちゃ~んと追いかけたくなってる理由なのかもしれません。私もかなり依存タイプなので。

 

 とまあ、話は長くなりましたが、まとめると、私というものは

 

 主にはソニックモブサイコ100で出来上がっていて、周辺にウルトラマンFF7龍が如くなどのゲーム、そして名作映画で出来上がってるという話でした。

 

 ここまで読んでいただきありがとうごいました。

キャラクター創作の極意:ポリシーが命を吹き込む#漫画 #キャラづくり

 ニートになってはや3年……

 

 私はずっと大学院入学以降、適応障害のうつ症状に悩まされていた……

 

 しかしその症状も最近はほぼ出ていなくて、毎日を楽しく過ごしている

 

 就活も始めたところだ

 

 

 まあそんなこんなで毎日を暇という二文字を唱えながら過ごしている私だが、暇ゆえにたまにTwitterに書けないほどの長文をつぶやきたくなるのも事実である

 

 さて、今日は私の創作における考え方の一部について語ろうと思う

 

 

 テーマは漫画におけるキャラクターの描き方

 

 

 以下はpixivファンボックスに投稿した内容と被るところがあるが、結局有料公開なんてつまらんのでやめて、やっぱりここがマイホーム、はてなブログで語るのが一番いいと思った次第だ

 

 (有料公開にすると結局見てもらえないのが悲しかった)

 

 

 

 

 

 ところで、皆さんは二次創作はしたことがあるだろうか?

 

 私はずっと二次創作畑にいるわけだが、一応一次創作も書く二刀流である

 

 アイコンなんかは全部オリジナルキャラである

 

 そんなことはどうでもいいが、私はソニックザヘッジホッグというキャラが大好きである

 

 そのソニックをイラストとして描くとき、何に気を付ければとりあえずはソニックと分かってもらえるだろうか?

 

 

 

 青い針が6本あって、赤いシューズを履いて、白い手袋をはめた3等身のハリネズミ

 

 とりあえずはこれさえ書けていればソニックと分かってもらえると思う

 

 極論言えば、これでもソニック……なのである

 

ネットミームとして爆発的?に流行したシャニック



 

 だが、漫画に書くときはもう少し深い理解が必要だ

 

 ちょっと話は変わるが……

 つい一年前くらいまでいたジャンルはモブサイコ100であった私だが、

そこでは色々な作品に出会った

 

 キャラ理解……そうだな~……

 例えば性格、口癖、語尾、このキャラは原作では絶対こんなことはしないというラインがあったりするわけだが、そういうのを比較的守ろうという意思が見える作品もあれば、キャラの外観だけ借りたに等しい、中身は結局作者のエロ一次創作(笑)になり果てているようなものもあったw

 

 私はどういう作品であろうと寛容でありたいとは思うが、できることならキャラ崩壊はそこまで起きていない作品を好き!と思う感性を持っているようだった

 

 実際、私が書く霊幻新隆は霊幻新隆そのものだとかコメントで言われたし、そういう作品を書くんだから、まあ当然っきゃ当然なのである

 

 じゃあ、どうしたらキャラ崩壊が起きないような漫画が書けるのか

 

 ここ生まれてからの3分の2を漫画書きに費やしてきた人生だから言えることは、

 

 キャラクターのポリシーは絶対崩してはならないということだ

 

 ポリシーとはなんぞやと思ったそこのあなた

 

 そうポリシーとはキャラクターの主に心・考え方・スペックに関する情報である

 

 霊幻新隆ならポリシーは、

 嘘つきだが、根は真面目で優しい。一般人としては最強のスペック。言論最強。聞き上手。こんなもんだろうか

 

 ソニックはもはや公式サイトのプロフィールにポリシーが載っている

 自由を愛する超音速のハリネズミ。曲がったことが大嫌い。仲間思いでクール。しゃべり口調は英語交じり。そして究極生命体シャドウザヘッジホッグに並ぶ戦闘能力がある。

 

 両方とも心は仲間思いで、考え方は霊幻は複雑だが、聞き上手からわかる寛容の精神、ソニックは曲がったことは大嫌いな自由人。そしてスペックは、霊幻は一般人最強クラス、ソニックは究極生命体と並ぶ戦闘能力。

 

 おおよそこの辺りがぶれていなければキャラクターとして成り立っていると思う

 

 逆に言えば他はいかに崩れていようと、ここさえ合ってれば何やってもそのキャラだと言い張れる漫画が書けると思うのだがどうだろうか?

 

 つまり、私がいまいち惹かれなかった二次創作、もしくは一次創作というのは、ここがぶれぶれか、いまいち魅力に欠けるから惹かれなかったのだろうと思う

 

 例えばだが、霊幻新隆が簡単にエクボの言いなりになって、ウンいいよ♡っとそのまま凌辱されて……なんてストーリーだとおそらく多くの人はいわゆる解釈違いを起こすのではないだろうか?

 

 霊幻はそんなに弱くない。というかナヨナヨしていない。

 そう思うのではないだろうか?

 

 もしこういう作品を書きたいのであれば、媚薬を飲まされてっていう外的要因を付け加えてあげると、納得いく人も多いのではないかと思う

 

 

 では一次創作の場合はどうだろう?

 

 安土桃山時代に生きる主人公がなんの心構えもなく、これといった目的もなく、ただあてもなく放浪しているだけの剣士で、罪もない通りすがりの人をなんの考えもなく切り捨てる(某アサクリシャドウズみたいですね)

 

 こんなストーリーのどこが面白いというのだろうか?(これにはUBIへの私の私怨が混じっているw)

 

 弱いソニックは見たくない、弱い霊幻は見たくない、最低な主人公は見たくない

 

 私の中ではそういう気持ちがあったりする

 

 漫画でキャラクターを書くとき、もしくは作るときは、最初にポリシーから作り始めるとキャラぶれが起きない漫画が書けると思う

 

 もう一度言う

 

 キャラの身長体重出身校、所属している部活動なんてどうでもいい

 

 そのキャラの魂を作ろう

 

 ポリシーを魅力的に作れば主人公サイド、真反対に作れば悪役サイドにもなる

 

 なお、私は漫画の編集者さんにキャラづくりにおいては褒められた経験があるのでそれなりに役に立てることを祈る!

実家へ帰省

 もうすぐ夏も終わり

 

 お盆の季節も終わったころ、私は福島の実家へ少し遅めの帰省をした

 

 しかし、茨城と福島はなぜこうも接続が悪いのか

 

 今日は人身事故もあって片道6時間もかかってしまった

 

 

 

 実家の最寄り駅に降り立つと、この大自然溢れる空気に安心感を覚える

 

 実家の香りってやつだ

 

 母が車で出迎えてくれた

 

 相変わらず元気だった

 

 帰り道、今が見ごろだというキバナコスモスを見てきた

 

 今が一番いい時のようで、地面には絨毯のようにこれでもかと花が咲き誇っていた

 

 

 

 実家へ帰る前に、祖父母のもとへと寄って行った

 

 春の彼岸に帰省した時は、叔父を亡くしたショックで元気を失っていた祖母だったが、今日顔を見に行くと、無事ショックから立ち直った元気な祖母が見れた

 

 このまま寝たきりにでもなってしまうのではないかと少し不安になっていたので、元気な顔が見れて良かったと思う

 

 

 祖父母にはいろいろな話をした

 

 隅田川の花火大会へ行ったが、全然花火が見れなかったこと

 

 妹の車の仮免許が無事発行されたこと

 

 私のうつ病が快方に向かっており、リモートで仕事も始めたこと……

 

 たくさん話していつのまにか夜の8時半になっていた

 

 

 家に帰ると、相変わらず元気な父親が出迎えてくれた

 

 そんなことよりも気になったことがひとつ

 

 家の網戸がすべて直っていたのだ

 

 直す金はなかったのではないか?

 

 そう思った私はどうしたのか話を聞いてみた

 

 「ああ、これDIYしたの。YouTube観ながら。今は何でもYouTubeで調べられるから便利よね~」

 

 こんな辺鄙にある我が家もYouTube先生にお世話になっているようだった

 

 でも……

 

「お風呂は?」

 

「お湯、でないよ」

 

 もうひとつ大事なものが直っていないようだった 

ヤングジャンプの編集者に漫画を持ち込んだ話

 漫画家志望というからには漫画を自分から売り込んでいかないことには話にならない。よって以下のコミケ用に書いた漫画を片っ端から出版社に持ち込んでみた。

 

mobpsychon.hatenablog.com

そしたらヤングジャンプの編集者とコンタクトが取れたのだが、自分の漫画の良いところと課題が見えてきたのでここに備忘録として記しておく。

 

 【よかったところ】

・キャラクターの心情を描くのが上手

・漫画としてよくまとまっている

・セリフや言葉選びにセンスがある

・たまーにいい事書いてある

 

以上の点については光るものがあると褒められた。しかし、たった6ページという短い話故の課題も存在している。

 【課題】

・一か所年齢の点で設定破綻→最初に主人公が25歳ということをを書かなくてよかった

・モノローグには書かれている、主人公が霊能力を使って金を稼いでいる描写がない。→次回の読み切りネームには最初に描写があるためこの課題はクリア

・最後の、俺の力は人と人をつなぐ力……のところがイマイチ主人公の能力からは伝わってこない。→次回のネームではこれについて特に描写はしないか、遠回しに描写している。(ただセリフ回し自体はいい事言っていていいと言われた。)

・6ページだからか起承転結がイマイチ薄い→次回の読み切りではページ数があるため、この課題もクリアできると思われる。

 

 【結論】

もっと長い話を書いて次は持ち込もう。

ただ、思ってもみなかった要素を褒められたのでそこには多少の自信をもち、より心情表現やキャラクターづくり、セリフ回しといった自分のいいところを前面に押し出せる漫画づくりをしたいと思う。

自販機で見知らぬおじさんにナンパされた話

 今日は隣町にある図書館まで電車に乗って本を借りに行ってきた。

 

 その道中、のどが渇いたからと自販機に立ち寄って私が水を買おうとしたら一人の男性に声をかけられた。

 

「Excuse me?」

 

「え?」

 

 最初は違う人に声をかけているのかと思ったが、周りには私しかいない。

 

 そうか、私に声をかけているのか。

 

 「Do you speak English?」

 

 と言ったその男性は年は大体30~40歳ぐらいだろうか。見た目は日本人のそれだが、中華系や韓国系ということもありえる。

 

 「A litle...」

と力なげに答えた私はとても緊張していた。誰だって自販機で買おうとしていて急に声をかけられたら緊張のひとつくらいするだろう。

 

 男性は言った。

 

「where are you from?」

 

 私は一瞬日本語で答えそうになったが、なんとかして頭の奥底から十数年前の中学英語の記憶を引っ張り出してきて答えた。

 

 「I live in Ibaraki.」

 

 「おお~そうなの?」

 

と急に男性は日本語で話し始めた。なんだ、この人日本人じゃないか。

 

 さあ、話も終わったし水を買おうかと自販機に100円玉を入れようとしたら、すでに200円が入っていた。

 

 「あの……これ……」

 

 「ああ、いいのいいの。奢ってあげるよ」

 

私は冷や汗をかきながら答えた。

 

 「でも……いいんですか?」

 

 「うん、どうぞ」

 

とうとう男性の圧に負けてそのまま水を買ってしまった。

 

 男性は私が水を買うのを見るなり言った。

 

 「ねえねえ、一緒に飲まない?」

 

私はとうとう怖くなってその場から逃げ出してしまった。

 

心の中でおじさんごめん!と唱えながら。

 

 

 

 後で図書館まで歩きながら私は考えていた。

 

 「これって、ナンパってやつかな?」

 

だとしたら、人生二度目のナンパだな。そう思った。

 

前のナンパもなかなか強烈であった。

 

まだ二回くらいしか会ったことがない大学の同級生と下校中、

 

「ねえ……夜寂しいんだ……一緒に寝よう?」

 

 私はナンパをされる才能があるらしいな。

 

漫画をSNSに投稿するようになってから気が付いた自分のオタク魂

 オタクとはなにか。

 

 一応定義を調べてみるとこうなった。

 

オタクの基本的な定義とは、「こだわりがある対象をもち」、「その対象に対して時間やお金を極端なほど集中的に消費しつつ」、「深い造詣と想像力をもち、かつ情報発信活動や創作活動なども行っている人々」である。

http://www1.tcue.ac.jp/home1/takamatsu/106106/no.01.htm

 

 私はオタクの中では、いわゆる絵師と呼ばれる者であるかつ、プロの漫画家を目指しているからかなりアクティブな方と言えるだろう。

 

 学歴をドブに捨ててでもプロになりたい。私にはそんな覚悟があるのだろうかと自問自答する日々に多少窮屈さを覚えるが、自分が根っからのオタク気質であるのだから、ふつうの生活なんて到底合わないなんて吹っ切れることは大事であろう。

 

 そんな変わったオタクである私だが、実は自分では変わっている自覚はない。

 

 だから変わっている人ということなんだろうが。正しくは、自分の思考、感性に素直になれる時間が漫画やイラストを描いたり音楽をしたりする時間であり、それら自分の頭の中をアウトプットしないと死んでしまう人、ということなのだが。

 

 やはりこうして文章に書きだしてみると変わっているなと思う。なぜならそんな人間、この世界には1%もいないからだ。

 

 さて、そんなエリートオタクである私は時々一般のオタクから褒められたりする。

 

 特にそれは二次創作の世界で顕著で、ちょっと界隈で名前が知れた時はたまに神絵師とちやほやされたものである。

 

 その経験があったからこそプロの漫画家を目指そうと思えたので、そう言ってくれたファンの方々には感謝しかない。

 

 人は他人に認められることで、自分の能力に気が付く。なぜなら、人間は自分のことを俯瞰して見るのはとても苦手だからだ。

 

 つまり私は、自分が上手いか下手か、ましてや漫画の内容が面白いかなどとは創作始めてからここ5年前まではさっぱりと言っていいほど意識していなかった。

 

 これは今でも変わらない根幹の部分だが、ただ好きが高じて描いていた。

 

 特にソニックに関しては、いつの間にか書いていたらいろんな人に認められていた。そんな感覚だ。 

 

 しかしそれが大学で暇になって二次創作を世間にまじめに売り込むようになってから、自分の漫画やイラストには一種の魅力があるのではないかと気が付き始めたのだ。

 

 一応言っておくが、自分の中ではいいね数などどうでもいい。自分が好きで描けるならそれでいいじゃないか。割と今も昔もそういう人間である。

 

 しかしいくらいいねが付かなくてもイラストを描くとは言え、伸びたら誰でもうれしいものである。

 

 実際なぜだか自分のイラストはどこにいっても、どんな絵でもいいねの一つくらいは付く。地味にこれはすごいことである。

 

 友達にも絵が魅力的だと褒められ、周りにも漫画が面白いと褒められ、いいねもたまに1000を超える。

 

 これは正直感謝しかない。本当にありがとう。

 

 ここでひとつの勘違いが自分の中で起こる。

 

 「俺、プロなれるんじゃね?」

 

 しかしこの勘違いが道を切り開くかもしれないし、別に目指してはいけないという時代でもない。

 

 つい最近マガジンの編集者に持ち込みをしてみたら、持ち込んだ話は短いがこれだけでも力のある人だと思う。素晴らしいとの返事が返ってきた。

 

 これでやる気にならない方がおかしい。

 

 さて、デビューまでまずいけるのか。はたまたプロとしてずっと食っていけるのか。その先の未来は誰にもわからない。

 

 

 

 好きこそものの上手なれ。

 

 こんな言葉があるが、私はこの辺についてちょっと狂っている。

 

 私は好きなことはとことん突き詰めてしまう癖があり、前にも漫画の描きすぎで熱を出したことがある。三度の飯を抜くこともザラにあった(今は健康のためにきちんと食べている)

 

 コミケの締め切り前夜。みんなが焦って最後に仕上げる原稿。おかげで私は一度もコミケ前の原稿は遅れたことはない。

 

 なぜなら、描くのが好きすぎて間に合わない状況になることはまずありえないからだ。

 

 今回の原稿も締め切り1週間前に提出した。

 

 この時点でやはり周りからは狂っていると思われるかもしれない。おそらくだが、同じ漫画描きの中でも自分は相当漫画を描くこと自体が好きらしい。

 

 そう自覚したのも本当にここ最近なのだが。

 

 あとは暇があるというのもあるが。

 

 それはさておき、たぶん普通の人には理解されないくらい、私の中には外になんとかしてでも出したいなにかがあるのだろうと思う。きっと普通の人ならスルーしてしまうような小さなことも、私にとっては見逃してはいけない、私を構成するものの一つなのだろうと思う。

 

 それらの答え合わせをひとつずつ、丁寧にする作業。それが私にとって漫画を描くという作業に値する。

 

 この時こういう人間ならどう思うだろう。どういう行動を取るだろう。どういう時人は感動するんだろう。どういう時人は人を憎むのだろう。

 

 そういうのを一つずつ丁寧に答え合わせしていく。そういう探求の先に私の漫画はある。

 

 そう、私にとって漫画を描くとは、人間のありのままを描く作業そのままなのである。

 

 そのありのままの人間を探求する作業は、自分にとってとても興味深いもので、人生の永遠の研究テーマである。

 

 そして私の漫画は時代物を扱っている。

 

 なぜか。それは人の心には時代を超えても変わらない何かがあると私は信じているからだ。

 

 人は心という偉大なるものを自らの内に持っている。その性質は宇宙を生んだ偉大なるものに等しいと何かの本に書いてあった。

 

 つまり、人の心とは、この世界を作った神様の分身なのである。

 

 その神様がなんだかを暴いていくことは実に楽しい。

 

 どうだろう、ここまで話を聞いてくれた方で少しでもこのテーマに興味を持ってくれた方はいないだろうか。

 

 もし興味を持ってくれた方は、ぜひ私の漫画を読んでもらえるとうれしい。

 

 人と人の心が織りなす物語の美しさをぜひ味わってもらいたい。

 

 

 

mobpsychon.hatenablog.com

 

 

 

 

 

母親が車のバックドアを開けっぱなしで発車した話

 久しぶりに何か記事を執筆したいと思ったのだが、たまには周りからまあ変わってると言われる(これを世間一般には面白いというらしい)我が家の奇行話をしようと思う。

 

 

 

 我が家は自分も含めて少し変わっている。

 

 以前執筆したシクラメンの話もそうだが、なんというか……早とちりとおっちょこちょいしかいないのだ。あと感性が不思議だとか、素直で真っすぐにしか生きれないとか。

 

 我が家では毎日のように夫婦喧嘩が絶えないのだがそういう話をすると、なんで離婚しないの?と不思議がられる。

 

 そんな夫婦喧嘩の原因は実にくだらないものばかりだ。

 

 料理をする際、ジャガイモはふつう水から入れて煮るのだが、父親は謎のこだわりでお湯が沸騰してから入れる。それを母親はよく思わない。それで母親が文句を言うとそのまま喧嘩になる。

 

 こんなのもある。父親は母親が買い物をしてくるものを必ずと言っていいほど把握していない。理由は母親がきちんと買ってきたものを伝えないで冷蔵庫に入れておくからなのだが、よって冷蔵庫の奥で腐る物数多あり。

 

 結果どうなるかは目に見えている。お前が伝えないから悪い、あんたが料理に使わないから悪いとお互いさまに主張で殴り合って収集がつかなくなりいつものルートに入る。

 

 私はこんなくだらないやり取りをもう24年見ているから何とも思わないのだが、ふつうの家なら離婚沙汰だという。

 

 なるほど。みんなの家はもっとお互いに思いやりがあるのかもしれない。

 

 夫婦喧嘩は犬も食わないということわざがあるが、両親は正にそれなのだ。

 

 さて、前置きが長くなったがこの前置きはとても大事なのでここに記した。

 

 

 

 

 

 本題に入ろう。

 

 今から5,6年前の某日のことだ。私はもうすでに家を出ていたからこれは妹から聞いた話である。

 

 その日の朝、妹は通学のために車で20分ほどかかるバス停まで送られようとしていた。

 

 しかしその日は燃えるゴミの日。普段よりも少し早めに家を出発しなければならない。

 

 「ほら急いで乗りなさい」

 

 母親が妹にけしかける。しかし妹はマイペースな人間であるから、特に急ぐこともなく、いつもどおりゆっくりと車に乗った。

 

 母親が車のエンジンをかける。

 

 しかしエンジンはつかなかった。

 

 もう一度かける。

 

 「あれ?なんでかからないんだろう?」

 

 何度も試したが、エンジンは一向にかからなかった。

 

 母親の顔が真っ青になる。

 

「もう!なんでこんな時に!」

 

 母親は間違いなくパニック状態だった。

 

 母親は急いで家の中から父親を引っ張りだしてくる

 

「あんた!車のエンジンがかからないの!ちょっと調べてみて!」

 

 父親もエンジンをかけてみる。しかし、一向にかかる気配はなかった。

 

 ここでいつもの夫婦喧嘩が始まる。

 

「お前、絶対どこか変なところいじっただろ!」

 

「私が悪いっていうの?!」

 

 普通の子供ならここで喧嘩を止めに入るところだが慣れというのは恐ろしいものだ。妹はそのまま喧嘩を放置して、自分でエンジンのかけ方を調べていたという。

 

 一通り喧嘩し終わった後、母親は父親に怒鳴るようにして言った。

 

「あんた!早くエンジンのかけ方調べてきてよ!」

 

 父親は家の中へとすっ飛んでいき、自前のPCでエンジンのかけ方を調べに行ったのだった。

 

 しかし、そのころには妹がエンジンのかけ方を調べ終えていた。

 

 妹は母親に声をかけた

 

「ねえ、ここをこうすればエンジンかかるみたいだよ」

 

 しかし、もうすでにゴミのことと妹を学校に間に合わせなければいけないこととと仕事のことで母親の頭の中はパンクしていた。

 

 妹の話など一ミリも聞こえていなかった。

 

 しばらくしてようやく父親が帰ってきた。

 

「おい、ここをこうすればエンジンかかるみたいだぞ」

 

汗ばむ手で父親と母親は車をいじった。

 

 ようやく車のエンジンがかかった。

 

 妹は特に両親に自分が調べた方法と同じだったことを伝えず、ただ見守っていた。

 

 しかしここからが問題の始まりだった。

 

 父親が燃えるゴミを持って興奮気味に言った。

 

「お前、ゴミ捨てる時間くらいあんだろ?捨ててきてよ」

 

母親は鋭い剣幕で言った。

 

「何言ってんのあんた!早く行かないとみいちゃん(妹のあだ名)学校に遅刻しちゃうでしょ!」

 

「だってゴミは捨てなきゃいけないだろ!」

 

「ゴミと遅刻することとどっちが大事よ!」

 

またくだらない夫婦喧嘩が始まってしまった。妹は面倒なのでただただ傍観していた。

 

 妹はため息をつきながらスマホを見る。

 

 時間はまだまだあった。

 

 これならいくら喧嘩してても間に合うな。そう妹は思った。

 

 父親はままよと、バックドアを開け、ゴミを無理やり乗せようとする。

しかし、母親はそれに抗うように、

 

「ほら行くよ!みいちゃん!」

 

と、車のアクセルを目いっぱい踏んだ。

 

 車は前のめり気味に勢いよく走り出す。

 

「おい!待てよ!」

 

 その後を父親は追いかける。

 

 しかしそれも虚しく、車はゴミを載せずに走って行ってしまった。

 

 ただただ父親は片手にゴミ袋を持って、小さくなっていく車の影を父親はいつまでも見守っていたとさ。

 

 

この時の父親の気持ちは想像に難くない。時間はまだあったのに。そう思っていたことだろう。

 

傍からみればなんともかわいそうな光景である。

 

 走り出してからしばらくたったころ、妹があることに気が付く。

 

 「ねえママ、後ろ(バックドア)開いてるよ」

 「え?」

 

 なんと父親がゴミ袋を無理やり乗せようとした時のまま発車してしまったため、後ろのドアが開いていたのだ。

 

 「もしかして、ここまでバックドア開けっ放しで走ってたってこと?」

 

 「うん」

 

母親は自分の奇行にようやく気が付いたのか、しばらくして笑い出した。

 

「ぷっ。ははははははははは。バッカみたい」

 

今日も我が家はサザエさんのようだった。

 

 

ぜひとも私もその場に居合わせたかったものだ。

 

[R-18]【ニューハーフ×霊幻(小説)】甘酸っぱい季節

  首都高が帰宅ラッシュで込みだしたころ、霊幻は繁華街を抜けた先にあるバーへと急いでいた。そのバーは駅前から少し離れた調味二丁目の飲み屋街内に位置していて、夜になると看板のネオンが怪しく光る。
 その日は雨が降っていた。だが霊幻は傘を持っていなかった。天気予報は晴れだと言っていたのに。霊幻は片手カバンを頭上に掲げて小走りで駆けていった。
 
 「ふう……ここだな」
スマホのリマインドにはこう書いてある。ショットバーAPOLLO(アポロ)』、午後7時から、持ち物は彼女の名入り指輪。
 現在時刻6時53分。電池残量41パーセント。どうやら約束の時刻には間に合ったようだった。
 
 霊幻が戸を開け中に入ると軽快に入店ベルが鳴った。霊幻が店内を見渡すとカウンターに彼女の姿が見えた。彼女は先にカクテルをグラスの中で転がしていた。
「隣、いいか」
「ええ」
彼女はカクテルを転がしながら言った。今日の彼女はrb:臙脂 > えんじ色のワンピースに赤色のハイヒールといういで立ちだった。少し谷間が見えるよう責められた彼女の胸元には男ながらにドキリとしてしまった。
 
 霊幻は少し緊張した面持ちで彼女の隣に座った。霊幻の背丈の方が20cmも高いのに、彼女の背筋の方が伸びている分、頼りがいがあるように見えた。これではいかんと霊幻もサワー抜きのレモンサワーを頼む。なるべくこちらが緊張しているのを彼女に悟られたくなかったのだ。
 
 「レモンサワー、サワー抜きです」
バーテンから霊幻の前へ頼んだサワーが滑ってきた。霊幻はそれを一口含むと、息を吐いた。疲れた体に染み渡る柑橘類の爽やかな味わい。レモン本来の甘さのみで飲ませる素朴な味は、霊幻の好みに合ったようだった。
「なかなか様になってるじゃないの」
霊幻は彼女の方を振り返った。彼女は真っ直ぐこちらを見ている。どうやら皮肉ではなく本心から言っているようだった。
 
 霊幻は照れていたずらな顔をして言った。
「まあ、酒が飲めないことを除いてはな」
「あら、酒なんて単なるアクセサリーよ。それっぽくしてればいいの」
「そうかな」
「ええ、私の上司なんてアクセサリーにするどころか酒に飲まれっぱなしよ。まあ、ああいうのもまた可愛くていいんだけども。たまに専務の悪口なんか言っちゃったりして」
「じゃあ俺は酔えないから、せいぜいアクセサリー止まりってとこだな」
「ええ、まあそうね。でも彼氏にするならその方が面倒くさくなくていいけど」
 彼女はグラスを持った手で霊幻を指さして、艶やかな声で笑いながら言った。今日もその笑い顔は霊幻の心を癒す。

 霊幻は彼女の瞳を覗き込んだ。どこまでも続いていく漆黒がライトに照らされ奥で宝石のように光る。綺麗な目だった。
「ちょっと、何見てるの」
「あ、いや、すまんすまん」
霊幻は紅潮した。彼女はただ笑っていた。

 店内にはジャズの粋な音楽が流れている。そして二人は、黙々とグラスの中身を自分の口へと運んでいた。
「なあ、rb:楓 > かえで
「んん?何?」
霊幻は羞恥心で俯いてしまった。
「今日はその……お前の誕生日だったよな」
「ええ……そうね」
彼女の方も心の準備はしていたようだった。しかし動揺していた。期待と不安の入り混じった目。果たして彼女は自分のプレゼントを喜んでくれるのだろうか。
 
 霊幻は見切り発車で口を開いた。
「これ、俺からのプレゼントなんだが」
霊幻はメモに書いてあった名入り指輪を懐から取り出し、彼女の前で箱を開いて見せた。
「えっ、これ……私に……?」
「あ、ああ……付き合ってもう4年。そろそろこの辺で二人の関係に『区切り』をつけようかと思って」

 霊幻はこの先の言葉を言おうか言うまいか迷っていた。これからの自分の人生を決める一言。頭が真っ白になる。今にも酸欠で倒れそうだ。霊幻は言い出せずにいた。風景が白黒に幻滅する。だが、その隙を突いてくるように彼女は言った。
「ここまでしてもらって言いにくいんだけど……」


 「私、他に好きな人ができちゃったの」

 「……は?」

 霊幻の顔から一瞬で血の気が引いた。今彼女が言ったことは本当なんだろうか?
 
 霊幻のグラスを持つ手が震える。意識が朦朧とする中、彼女の言葉だけが耳からどんどん入ってくる。
「私、縛られるのが好きじゃなくて……そうだからつまり……新隆みたいに誰それと結婚してって普通の幸せを追いかけてる人と私じゃ不釣り合いじゃないかなと思って……ごめんなさい」

 霊幻はようやくこれが現実であることを確信した。風景が魚眼レンズのように歪み、視界が暗転していく。もうやめてくれ、今にも卒倒しそうだ。あまりのショックに、霊幻のメンタルは限界を迎えていた。さらに彼女の言葉は続く。
 「ここ2日くらいで新たに付き合いだした人は……正直あなたと比べて見た目はかっこいいって感じじゃないけど……でも私と気楽な関係でいてくれるし気も合うしいい人よ」
彼女はすでに飲み干したグラスから目を逸らさず言った。
  霊幻は飲みかけのグラスの氷をじっと見つめながら言った。
「俺との関係は荷が重すぎるってことか」

 やっとの思いで口にした台詞はそれだけだった。

「申し訳ないけど、そういうことになるわね」

 なぜもっと早く言ってくれなかったのだろうか。いや、理由は簡単だ。霊幻の意向を汲み取ってずっと気を遣ってくれていたのだ。

 もうすでに二人の道は分かれていたというのに。彼女の聡さと優しさが恨めしい。

 彼女は自分に素直に生きるのが上手、そして霊幻自身も自分に嘘をつきながらとは言え生きるのは上手だ。ただその生き方が相反してしまったそれだけなのに、こんなにも悔しいのはなぜだろうか。

  霊幻は自分の腿の上で作った握りこぶしを震わせた。今にも手のひらに爪がめり込んで血が出てきそうなくらい、力を込めた。4年も付き合ってきたというプライドとどこぞの若年男に負けたという悔しさと、そしてこの世の理不尽さに涙が滲んだ。

  24歳の冬の甘酸っぱい告白だった。

 霊幻は勘定を手に握りしめて最後に言った。
「お前、そんな生き方で寂しくないのか」
「むしろ私には、皆がなぜ自由を捨ててまでわざわざ誰かに縛られようとするのかが分からない。私は自分が人生の主役でずっと輝いていたいの。若いうちはもちろん、ヨボヨボになって死ぬまで永遠にね。だから強がってはいるけど優しくて本当は弱くて端役みたいなあなたとは気が合ったんだと思う。でも新隆あなたは……」
その先は何を言われようと、もうなんでも良かった。
「私のパートナーなんかになったら、ホントにあなたは私の人生の端役で終わってしまう。私は周りを置いてでもどんどん前へ進むけど、でもあなたは誰かと共に人生に迷いながら生きる人。だから、同じ立ち位置で二人一緒に道を歩んでいける人と結ばれた方が、あなたの幸せのためだと思うの」

 霊幻はそう言う彼女に背を向け、勘定をかなぐり捨てて、バーを後にした。

 外は寒かった。空を見上げれば雪がちらついている。先程の雨はどうやら雪に変わったようだった。都心の雪は珍しい。皆も物珍しそうに空を見上げている。霊幻の目からは温かなものが流れた。
 
 街灯の光に濡れる通りすがりのカップルの顔。彼氏の手には彼女へのプレゼントであろうファッションブランド店の大袋。それを見た霊幻は今にも拳が出そうだった。

 霊幻は次第に足元がおぼつかなくなり、高級アパレル店のショーウィンドウにもたれかかるようにして座り込んだ。

 道行く人は霊幻を無視して先を急いでいく。男がタクシーを呼ぶ声、子連れがクリスマスプレゼントを抱え喜ぶ声、滅多に見ない雪にはしゃぐ子供の声。霊幻は混濁した頭を抱えながら、その場に居座り続けた。

 どのくらいの時間が経っただろう。ある人影が、霊幻に近づいてきた。

「あの~……」
霊幻は顔をコートに埋めたまま微動だにしなかった。人影は構わず続ける。
「この辺りに最近できたこういう店の者なんですけれども」
 霊幻は鬱陶しく言う。
「宗教の勧誘か。それなら間に合ってるって」
人影は言った。
「いえいえ、宗教ではなくて。こういう店の者なのですが……」
霊幻は埒が明かないと思い顔を上げて言った。
「だから、そういうのは間に合ってるって!」
 その人影は背丈が大きめの女性だった。少し声は低めのような気もするが、胸は豊潤だった。何より顔立ちが整っていて端麗であった。

 つい霊幻は見とれてしまった。

「チラシ、受け取って貰えますか?」
霊幻は呆気にとられたようにその場に座っていた。
「あ、ああ」
「店に来られたらこのチラシを受付にお見せください。開店サービスにて1時間は無料でサービスさせていただきますので」
女は霊幻にチラシを渡すとさっさと去っていった。そのチラシにはこう書いてあった。
【ニューハーフソープ  ホワイトチョコレート 美女揃ってます】

「なるほどな……」
つまりこの広告を渡してきた彼女は美男子でもあり美少女でもあった訳だ。
  霊幻はその場で立ち尽くしていた。彼女の端正な顔立ちと豊満な胸が頭の中で反芻される。こんな事の後だ。少しくらいは発散しないと先が思いやられる。こんな気持ちを引きずるのもやめにしよう。そう思い、しばらくして霊幻は大きく息を吸った。
「せっかくだし、憂さ晴らしに行ってみるか……」

  昔聞いたことがあった。ニューハーフの風俗は案外にもノンケの男性の客が多い。普通の風俗に飽きた者たちの避難所なんだとか。だからか霊幻もそこまで抵抗を感じなかったし、その辺に関しては懐が広い方だと思っている。もしくは好奇心か。

霊幻自身は風俗へは昔友達と1、2回行ったきりだが、それでも雰囲気やシステム自体はおぼろげながら覚えている。

「やる内容も大体普通の風俗と変わらないもんな。気分晴らしにそこそこハードなの頼むか……」

徒歩5分ほどでその店へはたどり着いた。裏路地に小さく構えられてる真新しい看板。ニューハーフソープ・ホワイトチョコレート
  中へ入れば新しい店内の香りがする。ラブホと違いピンクピンクしてはおらず、ビジネスホテル風の風呂屋と内装はそうは変わらない。高級店ではないようだ。
  霊幻はカウンターへと向かった。
「この広告を見てきたんだが……」
「いらっしゃいませ。開店サービスにて1時間無料にさせていただきます。ところで今日はご指名は?」
「いや、フリーで」
「かしこまりました。1名様ご案内です」

 部屋に通されると、そこには普通のソープには馴染みのピンク用品が置いてあった。前の店のリフォームだからか、部屋の間取りは40年前くらいのものだが、浴室含め設備は新しくなっている。新装開店と言うだけあって、前に行った風俗店よりはとても綺麗である。

「こんばんは〜中入ってもいいですか?」

早速ソープ嬢が来たようだ。霊幻は中から返事をする。

「どうぞ」

彼女は、愛想良くニコニコしながら部屋に入ってきた。

年齢にして20代前半と言ったところだろうか。とても若々しく、新人のようにも見える。

「改めまして、今日担当させていただきます《ゆうあ》です!ええ〜っと、お客様はなんとお呼びすればよいですか?」

「《あらたか》でいいよ」

「分かりました、あらたか様!今日はよろしくお願いします!」

「ああ、よろしく」

彼女の笑顔があまりにも元気がよく、愛想がいいので、ついつい釣られて笑ってしまう。こういう娘の方が今の荒んだ気分にはいい薬になる。そう霊幻は思った。

「早速ですが、お風呂に入られますか?それとも前座とか……」

「いや、風呂に入ってからやろう」

「承知しました!」

しかしなんだ。中身が元男性とは思えぬほど彼女はとても可愛いかった。身長差からか、常にワンコのような上目遣いで接してくる彼女のつぶらな瞳にさすがの霊幻もうろたえてしまう。

ソープ嬢の手を取り、霊幻は風呂に入った。

「ご主人様、背中お流ししますよ?」

「ああ、悪いな」

「いえいえ」

風呂場に水が流れる音が反響する。彼女の滑らかな肌が霊幻の背中に指で線を引いていく。

沈黙を割ってゆうあが言う。

「あらたか様の背中、細身なのでスラッとしてるのかなとは思いましたが、結構大きくてビックリです。とても流しがいがあります」

「よくスタイルがいいって言われるからそういう事じゃないかな」

「へえ〜そうなんですね〜」

どうやら接待という訳ではなく本心で彼女は話しているらしい。というより、今までの振る舞いから嘘をつけないタイプのような気がしていた。いわゆる天然キャラってやつか。

とても話しやすい。そう霊幻は感じた。

「あらたか様、お仕事は何をされてるんですか?」

「しがない営業職のサラリーマンだよ。まあ、安月給なのも頷けるけどな」

「そんなご謙遜を!営業って大変じゃないですか?よく5回目の訪問までは前座って聞きます。何回も同じ所訪問しなきゃ行けないし、ご機嫌は取らなきゃ行けないし……そんな器用なこととても私には無理です〜」

本気で共感してくれているらしい彼女がとても愛らしい。そう霊幻には見えた。少し調子に乗ってみようか。

「その会社にはな、営業の極意ってのがあってだな。笑顔が1番っていう話なんだが、俺はその笑顔がいいってんでよく褒められるんだ」

「ええ!あらたか様すごーい!確かに、お客様って二枚目だし明るそうだし、笑ったらきっといい顔なんだろうなぁ〜」

「職場体験って言うんじゃないが、ちょっと営業の真似事、してみてもいいか?」

「はい!」

 彼女が見ている。今日会ったばかりなのになぜか引き込まれるような魅力がある。ぱっと果汁が弾けたようなフレッシュなはにかみ……

 君の笑顔には負けるな……

 霊幻は声を張って快活に言った。

「こんにちは高田商事さん!私こういうものでして!今後ともよろしくお願いします!ってな」

霊幻はいつもの営業スマイルを再現しながら得意げになった。

「すごーい!なんというか、迫力がありますね。相手に有無を言わさないような……それでいて何となくこちらから話しかけてみたい!そんな感じの笑顔です!」

「だろ?やっぱ俺イケメンだよな?」

「はい!」

 彼女からの評判は上々だった。とても清々しい。まさかこんな所でこの営業スマイルを褒められるとは。自分としてはコンプレックスだったから尚更だ。

 背中を流し終わると次は湯船に入った。

湯船の中で彼女は霊幻にマッサージをした。

ゆうあの身体は元男性だったとは思えないほど線が柔らかく、肉付きが健康的な女性のそれに近いものだった。

 女性らしい美しさと愛らしさが同居している。しかし男性器はそのまま。いわゆるホルモン注射のみしているタイプなのだろうか。

 「ゆうあはさ、いつから女性になったの?」

「ん〜私の場合は……物心ついた時から心は女性だったよ。プリキュアに憧れもしたし、コスメグッズとかも揃えてたし。それがいつの間にか身体弄ってでも本物の女の子になりたくって!そしたら今みたいになってたかな〜」

 「周りの人から何か言われたこととかも?」

「そりゃあ、誰だって見た目が男の人が本当は女の子だって言っても誰も信じてくれないよ。だから私は本当の自分になりたくて一生懸命自分を磨いて我を通したの。これが私なんだ!って。そしたら誰も文句言えないくらい身も心も女の子になっちゃって」

 「ふーん、そうか……それは良かったな」

ゆうあは霊幻の胸をツンツン突っつきながら言った。

「あらたか様は女の私からしても結構タイプだよっ」

「それは嬉しいな」

「だってあらたか様男前だし……優しいし……やっぱりモテるんじゃないですか〜?」

霊幻はため息をつきながら言った。

「いや、案外これがそうでもないんだよな〜。なんならついさっき彼女に振られたばっかりだし。4年も付き合ってたんだぜ?4年も。それがいきなり……」

霊幻の言葉が止まる。

「あの、あらたか様、大丈夫ですか?わっ!」

霊幻はゆうあの両腕を掴んで引き寄せる。

そして目に涙をにじませながら言った。

「ゆうあちゃん、俺を遠いどこかへ連れてってくれないか?彼女から遠い……どこかへ……」

「はっ、はい!よく分からないけど……了解しました!」

彼女は混乱しているようだったが、威勢よく敬礼した。

 

 


「ああっ!はあ!」

霊幻が彼女の乳房を貪る。手で撫で回し、蹂躙し、そして味わう。霊幻は正気じゃなかった。

「あ!は!あらたか、さん……!い、いたいです!」

ゆうあの身体に噛み跡が点々と付けられていく。

彼女の目が涙で潤む。その哀れな子うさぎのような瞳が霊幻を余計凶暴にする。

「すまん!少し我慢してくれ!」

「はい!」

霊幻は彼女の男性器のそばの黒い茂みを野生獣の如く荒い舌使いで舐め回す。ゆうあの身体がひくつく。

「あああ!!」

彼女のモノの先から白い液が流れ出て、どんどんシーツを濡らしていく。霊幻はそれを彼女の肛門に押し付けるようにして塗る。

「あはあっ!ああ!あらたか……さまぁ!わたし……どうかしちゃいそう!」

霊幻の顔に彼女の白い液がかかる。それを舌で舐め取ると、霊幻は彼女の中を二本指でどんどん突き進む。

「ああああ……ああん!」

時折中を広げるようにして指を動かしてやると彼女が痙攣したようにひくつく。前立腺にたどり着くとさらに彼女が仰け反る。

「ああ……はあ……はあ……!はあんっ!!」

霊幻はもう野獣になっていた。男としての、本能が目覚めていた。そこに普段の理知的な優男はいなかった。霊幻をこんな風にしたのは一体何なのだろうか。さっき別れた彼女か、それとも今目の前で喘いでいる彼女か。

いや、すべてだ。すべてが霊幻をもみくちゃにしている。

霊幻は頭が痛くなる。

そうだ。全部、お前らのせいなんだ!!!

しかしなんだろう……この感覚は……とても晴れやかな気持ちがする……

「はあ……はあ……よし、入れる……ぞ……!」

「はぁ〜〜〜い!!!♡」

 


 次は霊幻が彼女の下になった。

「実は私、攻めも結構好きなんですよ〜ねっ」

「ふう……そりゃあいいな。じゃあお願いしようか。受けってやつをこの身で体験してやる」

 彼女の瞳が闇夜に光る。上がった口角がいたずらっぽく霊幻を嘲る。

  霊幻は固唾を飲んだ。

  彼女が上でピストンを始める。

「ああっ、はあっ♡」

彼女の太腿の肉が霊幻のモノを包むように刺激する。

なんて包容力なんだ。彼女の膣はーーー

霊幻は想像以上の刺激に背をエビのように反った。電撃が体中をほとばしり、霊幻の身体は痙攣する。

  「おおっ、ほぉ……っ!嗚呼!」

声にならない程の快感が二人の間を走る。

霊幻の腰に力が入る。彼女にされるがままの俺。自身の情けなさに笑えてきた。

「い、いくぅっ!!はあっ!♡」

第一波が到来し、霊幻は中で射精した。

 ゆうあが口を開いた。

「ちょっと、はあはあ……やりすぎちゃった……かな?」

霊幻は刺激でまだひきつる顔を歪ませて、

「いや、もっと入ってこい。今の俺はゆうあちゃんだけが頼みの綱なんだ」

「……ていうのは……?」

「俺とこの世界をつなぎ止める鎖、と言えば分かるかな。俺はまたここからまたやり直せるって、そうゆうあちゃんから俺に勇気づけて欲しいんだ。俺の言いたいこと、分かるか?」

「ふふーん、なるほどお客さーん、まだこの世界も捨てたもんじゃないですよ。大方大事な人とのことでショックなことがあったんでしょう?」

「さすが、分かってらっしゃる」

「私も何人の彼氏やらお客様と付き合ったか分からないけど、新隆様はやっぱりその……乙女、ですよね?」

「え?なんでだ?」

「そうやって、1人の女の人のことをずっと想っているのが、ですよ。例え片思いになってしまったとしても……」

「……かもな……」

「それって、女心が分かってるって事だと思うんですよ。私の彼氏なんて、みんな下心丸出しで……でもその点新隆様は違いますよね。彼女の人間性そのものに惚れてる。その感性が乙女だし、そんな新隆さまのことを放っておけない人なんて、たくさんいそうですもん」

彼女ははにかみながら言った。

「私も新隆様と話してて思ったんですけど、健気でかわいいから放っておけない感じ、正直ありますもん。ここにそういう人がいるんですから!恋愛もこれからですよ!私が保証します!」

霊幻は優しく笑った。

「俺って、その……可愛い?のか?」

「はい、まあ……母性がくすぐられるってやつですかね……ははは……」

「なるほどな、リードするよりされるが吉か……覚えとくよ」

「はい!」

 


事が済んだあと、二人は息も絶え絶えに肩を寄せあっていた。

霊幻の横顔が暗闇に浮かび上がる。

窓の向こうではネオン街の明かりが、闇夜を灯していた。遠くに見える東京湾の水平線上にぼんやりと赤い光が見える。

霊幻の口元が微笑んだかのように見えた。

ゆうあは霊幻を慰めるように肩を抱き寄せる。

そして二人は互いの敏感なところを舐め合った。

乳首、耳たぶ、うなじ……局所……ありとあらゆる場所が蹂躙されていく。

霊幻はあまりの快感に体をひくつかせ、縮こませる。

少し経って二人は疲れてしまったのか、そのまま暗闇の中でこんこんと眠りについてしまった。

 

 

突然部屋のドアの向こうから、怒鳴り声が聞こえた。

「おい!開けろ!ここにいるんだろ?ゆうあ!」

店員らしき人の困り果てた声が聞こえる。

「あのお客様……用がある場合はカウンターを通して頂かないと……」

「ああん?お前俺の事舐めてんのか?もしそうならこうだぞ!」

「ひいい!」

ドアの向こうで2人が揉み合う音がして、1人の中年男性がいきなりドアを開けて部屋に入ってきた。

「おいゆうあ!この前俺と寝るって言ってた約束、あれはどうしたんだよ!」

ゆうあはいきなり飛び起きると目をひん剥いて、
「お、お客様!?申し訳ありませんがその場合もお金を払っていただかないと……口約束という訳には……!」

「ああん?お前お客様は神様だろうが!舐めてんのか?こんなにも愛してるのに。それだけじゃ足りないってか?!」

霊幻は眉間にシワを寄せ、上にシャツを羽織って男の前に立った。

「お前、何様のつもりだよ。人がせっかく正攻法でゆうあちゃんと楽しんでるって言うのに。割り込んでくるのはマナー違反だろうが」

男はより一層険しい顔をして、

「ああ?お前はゆうあの一体なんなんだよ!」

「なんだと?」

霊幻と男は睨み合っている。

「もう!2人ともやめてください!他の人に迷惑になっちゃいますって!」

その途端、男は懐からナイフを取り出してゆうあの後ろに回り込んだ。

「ああっ!」

男は怒鳴るように言い放った。

「お前、今晩ゆうあを貸してくんないってんならこうだからな!」

男はゆうあの細く華奢な首筋に刃を当てて、ナイフで切るフリをした。

「おい!お前!卑怯な!」

霊幻は歯を食いしばって、男を睨んだ。

「霊幻さん!私のことはいいから警察に!」

しかし、ゆうあの目は既に恐怖で潤んでいた。

霊幻は彼女の涙を見るなり、近くにあった消化器の粉を男にかけた。

「うわっ!ゲホゲホ!何しやがる!」

「それはこっちのセリフだ!デブめ!」

霊幻は勢いよく男に掴みかかった。そのまま2人は地面の上で交互に馬乗りになりながら揉めあった。

霊幻は馬乗りになるなり、男の顔を殴った。

「やったな!」

男も負けじとナイフを手に取り霊幻に切りつけようとした。

しかし間一髪で霊幻は攻撃を交わした。

男のナイフは宙を切り、再度霊幻を切りつける。

何度かそのやり取りを繰り返しているうちに、霊幻はバランスを崩し、今度は男が馬乗りになった。

霊幻は必死に抵抗するも、体重差があるせいで中々起き上がれない。

「へへへ……まずはお前から〆てやるよ。若造!」

霊幻の左腕をナイフの刃がかすった。

「っつ!」

「次は脇腹だ!」

「ぐはぁ!」

霊幻の脇腹から血が流れ出てくる。

(くそっ!どうしたらいい!)

と、その時だった。男が壁の方へと吹き飛んで行った。

霊幻がびっくりして、顔を上げてみるとそこにはゆうあが枕を持って立っていた。

「だっ、大丈夫ですか?!霊幻様!」

「あ、ああ……大した怪我じゃない。大丈夫だ」

「でも血が……」

「こんなの、大した傷じゃない。それよりもお前が無事でよかった」

二人が無事を確かめあった次の瞬間、黒い影がものすごいスピードでゆうあに向かっていった。

「ゆうあ!てめえふざけんなよ?!」

ゆうあは近ずいて来る影を見るなり驚いた。

「あ、危ない!!」

 

ゆうあはつぶっていた目を開けた。

目の前には上半身裸で両手を広げた霊幻の背中があった。

しかしその背中は震えだし、少しバランスを崩した。

「んぐっ。いってえ……」

だが、その背中は床に倒れこまない。それどころか男へと向かっていき、男の顎に渾身のストレートとアッパーを決めた。

霊幻の腹には大きな刺し傷があった。

しかし、男は霊幻の決死の一撃を貰ってその場に倒れてしまった。

勝者は、ボロボロになりながらもそこに立っている霊幻新隆だった。

ボクシング漫画を思わせる立ち姿だった。

「はあ、はあ、ようやく黙ったか」

「霊幻様!私!わたし!」

ゆうあが目に涙を浮かべながらこちらに走ってくる。

霊幻は彼女を抱えながら、

「もう大丈夫だ。こいつは警察に突き出そう」

ゆうあはより一層霊幻に抱きついて、弱々しく呟いた。

「ホントに……怖かった……霊幻様……ん~ん。霊幻さん、ありがとう」

「なんてことない、お前が無事でよかった」

 

 


 霊幻は久しぶりに調味二丁目の裏路地へと行った。ニューハーフソープ・ホワイトチョコレート。その看板はまだそこにあった。

霊幻は建物に入るなり、受付へと向かった。

「ご指名はどなたで?」

「ゆうあって子いますか?」

「ゆうあですね。こちら部屋のカギになります。ごゆっくりどうぞ」

霊幻は鼻歌を歌いながら階段をのぼっていく。彼女は元気だろうか。

霊幻は緊張した面持ちでドアを開ける。

そしたら、彼女の変わらない童顔が隙間から見えた。

「いらっしゃいませ。霊幻さん!」

色がくすまない厚塗りの描き方

昨日、編集者に漫画を提出して興奮したのをいいことに、自分の愛すべき漫画の主人公玲夢の絵を描いたのだった。

 

今回は普段のアニメ塗り絵とは書き方を変えている。これはいわゆる厚塗りと呼ばれる方法で描かれた絵なのだが、少し変わった書き方をしている。

たまたまXで見かけた、光から描いていくという方法をこの絵では試している。

 

光から描くというのはつまるところ、ふつうはベースの色を置いたあと影を先に描いてどんどん色を濃く重ねていくのだが、この絵ではベースを暗めの色で置いて、除算レイヤーで光を書き込んでいき、発光系のレイヤーで段々薄い色を重ねていくのだ。

 
 

 

 

なぜこの方法を試したのかというと、私の描く絵はいつも微妙に彩度が足りない。つまり色が少しくすみがちだった。

画像

これでも絵の彩度としては十分なのかもしれないが、もう少し鮮やかな色のほうが好みである。

それで、光から描いていくとくすみにくいという話を聞いたから、即試してみたのだった。

そしたらどうだろう。赤がとても赤々していてとても好みの色合いになったのだ。

髪の毛の色も鮮やかなオレンジ色になり、今風の色合いになったような気がする。

光から書きこんでいくと、彩度が低くなりがちな影を重ねていくのではなく、彩度の高い光を重ねていくことになるからくすみにくいのだと思われる。

 

この方法、私はとても気に入った。

 

おおっと、また絵が楽しくなっちゃうね

 

 

 

ちなみに私が普段厚塗りするときに使っているブラシはこれ↓

 

とても汎用性が高く、このセット一本で絵が描けるのでオススメだ

若者の挑戦!有機栽培の果樹園体験

 

 

 これはなんでしょう?

 

 UFO? 鐘? 風船?

 

 

 正解は リンゴでしたー

 

 

 

 これは私のおじが先代の祖父母から受け継いで経営している、マルハラ果樹園のリンゴ園である

 

 

 ほかにもさくらんぼ、ぶどうの食べ放題などをやっている

 

 竹パウダーによる有機栽培を採用していて安心・安全

 どの果樹も大きく、蜜が詰まっていてとてもおいしいので、もしよかったらぜひここまで来てほしい↓

    http://sakurannboya.com/

 

(これは私ではありません、いとこです)

 

 私は普段関東圏にいるものだから、なかなか祖父母孝行ができない

 

 大体のことは上のいとこにまかせっきりである

 

 

 そうしてこうして、祖父母に何かできないかと、地元に帰ってきたときに聞いてみるのだ

 

 

 それが、果樹園の仕事のバイト

 

 今回はリンゴ園の若木の世話の手伝いだ

 

 

 祖父母もいい年齢になり、会社自体はおじに譲っているのだが、引き続き仕事は続けている

 

 御年90歳になる祖父と85歳の祖母

 

 農家で鍛えた筋肉のためか杖もつかず、介護も必要ない、いわゆる元気老人だが、

 おばあちゃん、おじいちゃん子の私としてはやはり心配だ

 

 

 それで、1年前から何かできることはないかと、

力仕事や腰を曲げるような仕事を若さにかまけてちょっとだけ手伝っているのだ

 

 

 

 デスクワークが多い世の中だ

 

 私もアマチュア漫画家兼ゲーマーであるから、体に悪い生活しか普段はしていない

 

 

 しかし農家というのは、気持ちがいいものだ

 

 こんな大自然で、こんなおいしい空気を吸いながら体を動かして仕事をする

 人間が野生だったころの本能が体の奥底から呼び覚まされる

 

 

 私も地元に住んでる頃は毎日のように野山を駆け回っていたものだ

 

 ここに手伝いに来るたびに懐かしい気持ちになる……

 

 栄養に富んだ土のにおい、ススキ野の草の香り、スギ花粉の地獄のような香り

 

 虫取り網さえあれば、今からでもカナヘビやカマキリを捕まえられる

 

 やはり私は、この山の子供なのだ

 

 

 

 ああ……きもちぃぃぃ!!!

 (古すぎて伝わらないネタ)

 

 

 ただスギ花粉にはぜひ絶滅してもらいたいへっくしょん

 

 

 ちなみにどんな仕事をしたのかというと、

 

 若木のうちは、野ウサギが幹をかじってしまったりするのだが、

それを保護するためのビニールシートを外す作業であった

 

 確かにこれは老体にはきつい

 

 幹にしゃがみ込む動作を永遠と続ける

 

 若者の自分でも結構大変だった

 

 

 我が家の果樹園は町で一番歴史が古く、広大であるためそれだけ作業も大変になる

 ざっと100ヘクタールくらいだろうか……

 

 私たちが今回作業したのは畑の隅くらいのものだ

 

 

 これを毎日コツコツと続けて100ヘクタールの果樹を世話していると思うと、気が遠くなりそうだ

 

 

 今でこそ関東圏に住んでいてすっかり都会になじんでしまったが、元は田舎から出てきた農家の娘

 

 私は一体将来何者になるんだろうか?

 

 本当に回りまわって農家になっているかもしれない

 

 内気な自分にとっては農家は案外合ってるような気がするのだ

 

 農家ならクソ上司という概念もないし(笑)

 

香取慎吾の個展で見た驚き

 どど~ん

 

 

 

 今日は東北で初めてだという、香取慎吾の個展に友達と行ってきた

 

 場所は福島

 

 私の地元である

 

 

 

 香取慎吾とは知っての通り元SUMAPのメンバーで、最近ではすっかり司会役が板についてる

 

 (私は昔はやってた西遊記の映画のサルの人、くらいの認識だが……)

 

 

 そんな香取慎吾、母親世代では昔からアーティスト(美術の方)としても知られてるらしく、初耳だった嵐世代の私は絵描きとしての彼にも興味が湧いたのだった……

 

 さて、その西遊記のサルの人が描く絵とはどんなものなのだろうか?

 

 

 

 正直に言おう、

 

 センスが良すぎて禿げそう

 

 これは……私が好きなタイプの絵である

 

 

 

 これは、大阪の絵らしいが、

 

 やはりセンスがいい…… 

 

 大阪の道頓堀のネオンを表したかのような鮮やかな色合い、

 モチーフのデフォルメ……きらびやかなドット……

 ネオン街が浮かんでくるよう……

 

 センス良すぎじゃないか???

 

 私もこのくらいデフォルメが上手かったらなぁ(笑)

 

 

 この霧がかったかのような白色の絵具が空気感を出してもいる

 

 

 

 

 こちらは春の息吹を感じる絵である

 

 ずっと見ていて思ったのだが、この人、とにかくデフォルメがうまい

 

 パッと見でおおよそ何の花か見当がつくくらい、モノの特徴をとらえるのがうまい

 

 それ以外においても、オリジナルのキャラクターを作るのがうまい

 

 そして何より、そのデフォルメされたモチーフの構成のセンスがすごい

 どれを見ても似たような構図がないのが本当にすごいところである

 

 

 多種多様な構図で何でも描ける、この人はよほどいろいろなものを観察しながら普段歩いているに違いない

 

 それだけじゃなく、その構成力だけで自分のオリジナリティーを出せる作家さんだと思う

 

 

 自分自身を表現するとは、とても深い営みなのだなあと改めて痛感させられた私なのであった

 

 ところで自分の絵描きとしての強みはなんだろう?自分では案外分からないものであるなぁ

 

 みよ、このデフォルメのうまさを……色使いの華やかさを……

 

 刺激がすごいぜ

 

 

 

 

~おまけ~

 

 

 福島市の某カフェで食べた、イチゴパフェとソーダ

 

 おいしかった