老舗の手作りパンが売ってたから買ってみた
春は帰省の季節
ということでなんとなく実家に帰ってきていた私23歳の春
大学院に進学したはいいものの、そもそも大学の成績すら卒業ギリギリな自分には荷が重かったのか鬱になり、現在は茨城で療養生活を送っている
つまり、ニート。ゲーム三昧の日々である
ストレスフリーで好きなことだけやっていられる生活
はたから見ればとてもいいように聞こえるが、将来への不安がないといえばウソになる
ひと昔前のブログの文面からは考えられないほど自信喪失からの後ろ向き人間になってしまった自分だが、それでも悪いことばかりではない
自分のことをもう一度見つめなおすいい機会にはなっている
だが主治医が言うように俺の今のヨワヨワガラスのメンタルではこの円安で疲弊しまくった日本社会では生きていけないとのこと
残念ながらそのとおりである
最近飼い始めたカメのペットのミントから片時も離れず毎日眺め、愛でている今の状況がとても幸せすぎてそれどころではない
いやマジで、ホントに可愛くてしょうがない、愛しのミント。
いつまでも俺のそばにいてくれ
そう願いすぎて一週間に一度くらいは夢に出てくる
しかしこういう小さな幸せを積み重ねている鬱な自分でも十分に人生は楽しい
それでもいいではないか?
さて、今日のブログは俺のそんな小さな幸せのひとつを語るためのものだ
実家の近くのド田舎郵便局の中にあった無人販売の札
気が付いたらこのパンを手に取っていた
昔ながらのお菓子屋特製の塩アンパン
アンパンマンって食べたらこんな味なんだろうか
外はふわっ、中はもちっ
甘さ控えめのあんこがバターの効いた生地と塩味に上手く包み込まれ、後からふんわりとした甘さを俺の舌に届けてくれる
そして幸せな気持ちにさせる
あたたかく包み込むような老舗の味とはこのこと
上手い、うますぎる
生きててよかったぁ~!そんな風に今日も思う
そして、やっぱりアンパンマンもこんな味がするんだろうか(二回目)